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久々に強烈な夢を見たから、覚えてるうちに一部記録しておこうと思う。
大学の同期5〜6人で円陣を組んでる。
もうすぐ地球最後の日、最後の時間。
痛いんだろうか、苦しむんだろうか、と不安になる。
時間になったけど何も起こらない。
デマだったのか、と思った矢先空がぴかっと光った。
カミナリが鳴って、地鳴りがする。地震が起こる。
ぐらついたと思ったら景色が暗くなって、
視界は岩やらなんやらめちゃくちゃになる。
それも一瞬で、今度は何も見えなくなるくらい眩しい。
太陽に取り込まれるような。
瞬間にジリジリと熱くなったけど、すぐに感覚が無くなった。
身体はもう消滅して、意識だけが光の中に残ってる。
私は死んだ。
時間も空間も関係なくなって、一瞬と永遠が全く同じものになった。
思い浮かべた場所、時間に意識を飛ばせるようになって
あちこち見に行った気がするんだけど、
今は宇宙のモヤモヤしか思い出せない。
友達と一緒に小さな部屋にいた。
壁際のバッグに私物が詰まってる。
中を覗くとハガキがあって、宛名が見えた。
息子の名前だった。
まだ五ヶ月の赤ちゃんの息子。
この部屋を出たら私は別の人生を生きることになる。
カバンの中身は前世の記憶で、これは部屋の外に持って出れない。
息子のことを思い出して切なくなった。
もういっぺん、ぎゅっと抱きしめたかった。
目が覚めてからこの部分を思い出すと涙が出てしまうんだけど、
この時の私は意外にアッサリと「ザンネンだ」くらいの気持ちで
ドアの向こうに行く。
それは友達の家の玄関扉で、見慣れた玄関ポーチに出た。
まだ前世の記憶はある。
でもすぐに忘れて、新しい「今までの記憶」が出来る。
ここで目が覚めた。
この「忘れることを惜しく思う」感覚は、昔見た夢でもあった。
忘れていく。
一緒に撮った写真をぐっと見つめて忘れるもんかって思うのに
だんだん薄れていく。写真の中のじいちゃんが薄くなっていって
忘れていくことも忘れてしまう過程を外から感じ取ってる。
ザラザラって、砂絵がゆっくり崩れてしまうみたいに。
今までの記憶って、本当に自分が通ってきた時間でてきてるのか?
疑いたくなる夢だった。