ふれっしゅらいふ、その後のハナシ。
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    屋久島*2nd day
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      屋久島での最初の朝をいちばんに知らせてくれたのは、細長いアイツ。
      さわさわ、さわさわと左足のひざ下に違和感を感じて起床。
      ぼやける視界の先には私のたくましい足と、その上を這う黒い影。

      「あぁ、ムカデね」
      バックパックや荷物にくっついて外から入ってくるから注意、って
      玄関に書いてあったっけ。

      ぞわぞわ歩く百本の足の感触よりも眠気が勝ってしまったばっかりに
      頭をごとっと枕に戻してまた眠ることに。
      ざわざわはすねから足首に蛇行しながら進む。
      何もしなきゃこのままどっか行くさ。と強靭な精神力(睡眠欲)を発揮。

      ただ、親指と人差し指の間に入り込もうとされてギュギュ!っと感じたときは
      さすがにやばい!!と思って足をバイイィ〜ンと振り回して払った。
      もしかしたら、ブレイクダンスの才能があるかもしれない。
      なんて考える余裕は無く、もうビックリ。隣で寝ている旦那を飛び越えて、
      彼の最近ぽっちゃりしてきたお腹の影に隠れながらムカデを観察。
      ムカデもびっくりして慌てて逃げようとしている。

      彼は寝ぼけてゴニョゴニョ言っていたけど、事態を飲み込むと
      ムカデにおびえて隅っこで丸まってしまった。

      また来たらどうしよう、噛まれたらどうしよう、という恐怖の中
      ふたりでくっついて怯えていたら、いつの間にかお互い眠っていた。
      やっぱり睡魔は強い。
      指の間はギュギュ!っとされたけど、噛まれたわけじゃなかったようで無傷。



      ちなみに屋久島で4泊お世話になったのは、一泊4000円の格安民宿。
      お部屋は想像していたよりずっと綺麗で、部屋にはトイレとは別にシャワー室付き。
      水周りが綺麗って嬉しい。割と新しい建物なのかな?

      こんな格安民宿で、まさかの朝食サービス。
      旦那はご飯と納豆、私はパンをチンしていただきます。
      それぞれ一皿のおかず、サラダ、それからヨーグルト付き!
      コーヒー、紅茶もセルフサービス。私が作る朝ごはんよりずっと良い。


      さて2日目はお天気を憂いつつ白谷雲水峡トレッキングへGO
      かの有名な、もののけ姫の舞台。苔が生い茂る神秘の森。



      登山道入り口にはしかさんとカメラマン。



      岩の間から水が湧き出し、小さな流れとなって森を走る。
      森が川をつくり、海まで流れ、海の水は太陽に祝福されて空に上る。
      水蒸気は雲になって空を旅し、屋久島に雨を降らせる。
      その雨がまた、ちいさなちいさな湧き水となって・・・

      自然が巡る。自然を巡る。



      この少年が私ですよ。
      見た目は子供、頭脳も子供!・・・って、ダメなオトナですやん!ふっ



      鹿さんにも会えますよ。おしりの白い毛がハートマークでかわゆいですな。
      彼らはいつもモグモグしてます。常に葉っぱか木の皮を食べてる食いしん坊。



      巨人のような大樹は屋久島の森じゃあそこいらじゅうにデンとたっていて
      行きかう人々なんてきっと地面を行進するアリさんのように見えてるんじゃないだろうか。
      木の横で見上げているのが私。どう、本当に大きい樹でしょう。



      木の根、倒木、株から生えた新たな木。
      私達の時間の流れを大きく超えたダイナミックな時間。
      沈黙より静かな、それでいてなんとも賑やかな大自然の営み、ってやつ。



      あ、誰かいる。ドキっとして振り返ってみたり、樹のウロを覗いてみても
      何も見えない。でも、なんかいた気がしたんだけどなぁ。





      道はそんなに険しくない。でも、お姉ちゃんサンダルにデニムのショートパンツを
      履いてのぼる若いねーちゃんにはびっくりしたな。時々、え!って言う格好の人もいる。





      写真に撮ると、視界に広がる「緑色」一言で言い表せないほどの色だったり
      上手く言葉には言い表せない空気感が、なくなってしまう。
      コンパクトデジカメのオート機能の限界だろうか。実物はもっと緑なのに。
      その場の空気も写し取る、プロのカメラマンはすごいなぁ。



      途中からいきなり険しくなる道を上りきると、大パノラマビュー。
      太鼓岩から見下ろす景色におしりがぶるぶるすること間違いなし。
      ちょっと雲がかかってるけどね、晴れて良かった!!

      岩の上でのんびり休憩して、帰り道。思ったほど足も痛くなってない。



      朝早めに出発して、お昼ごろに下山。途中ボツボツ激しい雨が降ってきたけど
      レンタルのスタイリッシュカッパが大活躍。



      ノリノリである。
      道がぬかるんで少し怖かったけど、白くぼんやりとした白谷雲水峡もまた神秘的。
      登山口まで戻った頃に雨は遠くに行ってくれた。



      半日でトレッキングは終了!気分爽快!お腹はぺこぺこ!
      一旦宿に戻ってシャワーを浴びてから、1日目にいけなかったカレー屋さんにリベンジ。
      それから屋久島フルーツガーデンへ。

      おじいちゃんが案内してくれるガーデンはもうジャングル!トロピカル!マンゴーゥ!
      帰りにいろんな南国フルーツを食べさせてもらって、大満足。
      ドラゴンフルーツに、パッションフルーツ、パパイヤ、それから・・・。


      島を半周しながら雑貨屋さん巡り。流木のアートは、主人も私もすごくツボだった。
      ポストカードを買って2日目もおしまい。


      民宿に戻ったら部屋には迷子のハチが窓ガラスと障子の間に。
      彼はドアの間にせっせとタオルを詰めている。ムカデ対策のつもりらしい。

      蒸しの襲来にどきどきしながらも、グッスリ眠れてしまう二人でした。
      つづく

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      JUGEMテーマ:写真日記
       
      19:23 旅のこと comments(0)
      屋久島*1st day
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        ついに・・・ついに・・・
        洋上のアルプス東洋のガラパゴス、そう・・・屋久島に上陸!!!!



        出迎えてくれたのはどっしゃぶりの雨
        地元のおばちゃんが、らっきょみたいな雨って言ってたけど、まさにそんな感じ。
        長崎の雨にもびっくりしたけど、ここはもっと雨粒がでかい・・・!!

        雷まで鳴り出しちゃって、明日のトレッキング大丈夫かなぁ。

        とりあえず昼飯だ!ってことで飛び込んだカレー屋さん。
        あぁ・・・カレーの良い匂い・・・入り口できょろきょろするも誰も応対に来ず。
        しまいには「え、お客さんですか?」と奥のおばちゃんに聞かれる始末。
        お腹のすかせた子羊たちを見てお客さん以外にありえますかね。

        なんと雷の影響で停電になって今日はお店してないらしい。
        埋まっているテーブル席を見渡すともぐもぐカレーをほうばる若者カップルや親子たち。
        タイミングの問題なのか。

        結局、「すぐには復旧しないわよ。2,3日はかかるんじゃないかしら。ねえ」
        と言って追い出される。

        これじゃどこに行っても遊べないね、と島一周ドライブに計画変更。
        島の北西側に行くにつれてサンサン太陽と青空が広がってきた。
        停電もあれから1時間くらいで復旧している様子。(何が2,3日だよ、おばちゃんめ・・・)



        一ヶ月に35日は雨、と言われる屋久島だから島のあっちとこっちで天気が違うのかも。
        ここは晴れていても、きっと反対側はまだどしゃぶり・・・。山の向こうの雲は厚い。



        島の西側を走っていると屋久鹿や屋久猿さんに会える。
        すぐそばに停まって写真をとっても、逃げる気配なし。鹿さんの可愛さにめろめろ。



        屋久島にはいくつか滝スポットがある。1日目に寄ったのは大川の滝
        アブが大量に飛び回っていて非常に恐ろしかった。
        この大川の滝、滝つぼのすぐそばまで行って見上げられる。大迫力!涼しい!



        ぐるりと島を回って南側、とっても大きなガジュマルを発見!
        五島のアコウ樹も不思議な存在感を放っていたけど、
        ガジュマルってやつも不思議な植物だなぁ。どこからどこまでが1本なんだろう。


        夜は永田いなか浜ウミガメの観察会に。
        ウミガメの産卵地として有名な屋久島のいなか浜。
        広い砂浜のどこかに、おかあさんガメがゆっくりのぼってくる。

        ピンポン玉みたいな卵が、ぽろぽろ!っと落とされる。
        おかあさんガメが一生懸命に砂をかけて、ならして、固める。
        何度も、何度も。

        ふぅ、ふぅ、とおかあさんガメの鼻息が聞こえる。


        夜が苦手な私にはつらい時間帯だったけど、貴重な経験が出来た。
        ボランティアでウミガメを保護している島の人たち、本当にお疲れ様です。


        そんなこんなで宿に戻って夢見心地のまま屋久島初日は幕を閉じたのでありました。

        つづく

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        10:58 旅のこと comments(0)
        曇天平戸ロマン
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          くうぅ!暑い!暑いぜ!!
          若かりし頃を思い出して髪をバッサリ切ってやった!旦那が悲しむだろな!



          むんむん梅雨っけがまだ抜けない先週末は、友人夫婦と平戸旅行に行ってまいりました。
          なんてったって長崎市から100キロ以上!県内でもなかなか行けない遠さ。

          青い空!白い雲!青い海!そして一面の大草原!!!
          ・・・を、期待して行ったのですが



          見えませんよ。何も見えません。一寸先は靄。
          大草原から見下ろす真っ青な海も、草を流れる風の跡も、何も見えませんよ。

          阿蘇もそうだったような気もせんでもないですが、非常にガッカリ。

          大粒涙のような雨に吹きすさぶ風の中、4人を乗せたラパンは必死に走る。
          噂の絶景も拝むことができず、せめて海水浴は・・・と祈りながら。



          生月大橋を渡って暴風雨に見舞われつつ、ありがたいことに
          次第にお空の機嫌も良くなってきたのであります。

          雨上がりの緑は生命力に満ち溢れていますな!!
          右手に緑の崖、左は一面の青!!これです!これですよ見たかったのは!!



          はりきって灯台まで登ってきました。汗びっしょり。






          塩俵の岸壁は芸術的。なんであんなかたちになるんだろう?

          ただ、快晴も束の間、生月島から平戸に戻るとまたもやどんよりとしたお空に。
          今回のメインスポット、根獅子海水浴場も曇り空と舞い上がった砂で茶色い光景。
          期待していた分、落胆は大きい。

          風も強くて海水浴には寒すぎた。しかしこのままでは帰れぬと意地を張って泳ぐ4人。
          冷たい水が体に染み入るぜ・・・。


          へろへろになった4人をあたたかく迎えてくれた民宿梅やしき偕楽園の女将さん。
          世話好きのお母さん、と言った感じの気さくなおばちゃん。



          部屋からはゆったりとした平戸湾が見下ろせます。
          海を見ながらトロトロの温泉にも入れちゃいます!(曇天だったけど・・・)
          美味しい朝食も付いて一泊7000円。安宿大好き。

          2日目もガッツリ雨降り。



          湿度たっぷりの空気を切って、颯爽と乗馬体験。
          お馬さんかわいい。



          景気良く出迎えてくれたのは白黒コンビ。



          人懐っこくてたまらなくかわいいやつらだった。


          そんなこんなで平戸もリベンジリストに追加されたのであった。
          次は海開き直前のド快晴の海を見に行ってやろう。


          さてさて、次の週末ついに屋久島に上陸します。
          初めての屋久島。。


          そわそわ

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          11:40 旅のこと comments(2)
          海風
          0
            長崎で本格的に仕事を始めて3ヶ月経過。
            へろんへろんになりながらも少しずつ慣れてきました。
            子供と言うものは、本当にオモシロイ・・・。


            先週はついに梅雨も明けたか、というくらいの順風ド快晴でございましたが
            ありがたいことにこのスバラシイタイミングで海風を満喫しに行くことができました。

            大学在学中は、喜びよりも苦痛のほうが圧倒的に大きかったこのスポーツですが
            久しぶりに乗るとやっぱり気持ちのいいもんですな


            農道を走るヨットたち


            空を飛ぶヨットたち

            今年初の出艇がぶっつけ本番のレースだなんて
            あの頃から考えたらありえないユルさっぷり。
            (文字通りゲロ吐くまで練習したもんな)

            遠足気分で車ごとフェリーに乗り込み、某黒クマが出迎える海を挟んだ隣県へ。
            着いた当時はドシャブリに雷までなっちゃっててどうしたもんかと思ったけど
            あっという間に夏の日差しに青い空!



            二日目はもちろん全身筋肉痛で、自慢の美白もどこかに行っちまいましたが
            スポーツ後の心地良い疲労感、と言いますかなんとも楽しい週末でした。


            にんじんアイス、味は特に無い



            なにより嬉しかったのは、おっとっとを食べていたらととキングを見つけたこと。

            トト
            と言えば主人の実家のポメラニアン。
            ポメラニアンなのに皮膚のトラブルで毛がすっかりなくなってしまった彼。
            もはやポメラニアンではなく、ラニアンな彼。
            年をとったせいか、ガニマタで、斜めに歩く彼。
            後姿が鳥の手羽先に似ている彼。

            本人(本犬)は珍犬の形相も一切気にかけることなく、
            今日も窓の外を見てアオアオ吠えていることでしょう。
            なんだかあのシルエットが懐かしい。




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