ふれっしゅらいふ、その後のハナシ。
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    五月雪を見に
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      朝、ipodのアラームに夢を遮られる。6時半。
      確か、主人の会社の上司にセクハラされて、ぶん殴る夢だった。

      わざわざベッドから遠い棚の上の置いたのに、
      アラームを切ってすぐにベッドにUターンする私。
      土下座みたいなおしりぷりんポーズは、
      起きたいけど眠たいという心の葛藤を具現化した格好である。

      私がおしりぷりんポーズで睡魔と激しい攻防を繰り返しているうちに、
      主人はキッチンで朝ごはんを準備していてくれた。
      焼き鮭と、目玉焼き。それから納豆とお味噌汁。


      マンションを出たとき、天気はあいにくの雨雨雨雨
      赤いカッパをすっぽりと着こなしたラブラドールとすれ違う。
      台湾では大型犬も小型犬も、基本自由散歩。みんなおりこうさんなのだ。



      今日は鉄道の旅。
      と、言っても車窓からの景色を楽しむ前に、就寝。
      「移動時間=睡眠時間」、これ私たち夫婦の旅のルール。
      早起きした分の1時間半、ぐっすり眠る。zzz

      台北駅から苗栗駅まで自強号(特急列車)で1時間半、255元。
      苗栗駅で区間車に乗り換える。
      ピピピピピッと発車の合図が鳴り始めたころ
      「ハヤク、ハヤク、ハヤク〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(中国語)」
      と叫ぶ甲高い声がホームに近づいてきた。
      階段からものすごい(スローな)スピードで駆け降りて来たのは
      派手目なおばちゃん軍団

      一番最初に電車に辿り着いたひとりが、ダン!と片足を車内に踏み込んで
      我が身を盾に他の仲間が辿り着くまで電車のドアをディフェンスしていた。
      ぜぇぜぇはぁはぁ言いながら乗り込むおばちゃんズ、総勢6人。
      身体を張って電車を止めたおばちゃんはミニスカートの真っ青なドレス。
      キラキラしたつぶつぶがいっぱいついている。これからパーティにでもいくんだろうか。



      「なんだかすごい田舎な景色になって来たな〜」
      と彼が言うや否や、目的駅に到着のアナウンス。
      私たちと、かのおばちゃんズはそこで一緒に下車。
      なんだかものすごいやかましい軍団に紛れ込んでしまった。

      客家桐花祭のシャトルバス乗り場は駅を出て正面の信号を渡ったところにあった。
      ボランティアのおじさんたちが地図とモデルコース案内を配ってた。
      頑張ってワードで作りました!って感じのプリントが微笑ましい。
      6人のおばちゃんズは
      「このバス、タダなの?!タダなのーーー!!!みんな、タダよ〜〜!!」
      ってしばらく騒いでた。この手のおばちゃんは総じて声のボリュームが無駄にデカい。
      こうして私たちはこの日一日、おばちゃんズと足並みをそろえて観光することになる。


      シャトルバス(紅線)に乗り込んで、山道を走る。
      窓からひらひらと白い花が降っているのが見える。
      五月の雪、と呼ばれる油桐花花花

      一段と賑やかな場所に到着。ここは『勝興駅』。
      今は廃線となった線路が残っている。狭い道の両脇には食堂やカフェ、
      臭い臭い豆腐なんかを売っている屋台やらが並んでいる。
      世界一臭い!!!」と看板を掲げる臭い臭い豆腐屋さんの前には長蛇の列が。
      台湾人は納豆のことをバカにするけど、臭い臭い豆腐の臭いは比にならんと思う。


      せっかくだから、と客家料理屋さんへ。
      客家人の料理は味付けが濃い目で、日本人好みの味だと思う。
      もちもち麺(板條)炒めと、スープで腹ごしらえご飯
      苗栗は客家人が多い地域だから、ここでも客家料理屋さんや
      客家名物の「レイ茶」DIYのお店が軒を連ねていた。

      線路をたどっていくとトンネルがあるんだけど、閉鎖中だった。
      向こう側にポツンと見える出口は眩しい緑なのに、その間が真っ暗で何も見えない。
      ひんやりした風が中から噴き出してくる。不気味だ。
      「トンネル、橋、扉ってのはあの世とこの世を繋ぐ“境界”なのです」
      って、民俗学の先生が言ってたっけ。確かにその感じ、わかる。



      勝興駅から「龍騰断橋」まで、道路をてくてくと歩く。
      1時間ぐらいかかったかな。こんなに遠いなんて思わなかった。。。
      歩くのが好きな方以外はシャトルバスを待つことをおすすめします。

      龍騰断橋」手前のカフェで一休み。足が重たい。
      グレープフルーツジュースは水で香料を薄めた味だった。


      龍騰断橋」は手前に一か所と、川を渡ったところにもう一か所ある。
      川にかかっている橋はかなり傷んでてオソロシイんだけど、
      向こう側の「龍騰断橋」の方が見ごたえがある。

      植物に飲み込まれた赤レンガのアーチ。崩れた部分からも木が生えている。



      帰りは駅までシャトルバスで戻る。車酔いしやすい人は酔い止めを忘れずに。
      山道ぐんぐん飛ばすし、ぎゅうぎゅうで立ってるだけでも辛い。
      本当はもう一本の藍線に乗って五月雪をたっぷり観賞するつもりだったけど
      体力の限界を感じてギブアーップ!!行きと同様区間車で三義から苗栗に。
      そして例のおばちゃんズも一緒である。


      苗栗から台北まではちょうど区間車が来てたからそれに乗車した。
      ちょうど席が空いてて本当に良かった。
      私はちっちゃいおばあちゃんおばあちゃんの隣に、主人はその後ろの席に座った。
      蚊に食われてぶつぶつになっている私を見て、
      おばあちゃんおばあちゃんがクリームを塗ってくれた。

      このクリームがすごいの。すーっとして気持ちよくて、
      虫刺され過敏症でぽっこり腫れた腕もあっというまにスッキリ!
      おばあちゃんおばあちゃん、「これあげるわ」ってそのクリームのカンカンをくれた。
      リップクリームよりもちいさい、錠剤入れみたいな可愛いカンカン。



      痒みも収まって台北駅まで2時間半、ぐっすり休憩することができた。
      おばあちゃんおばあちゃん、ありがとう感謝!!



      さてさて台北駅に無事着いたことだし、
      荒れ狂う空腹を静めるために駅ホール二階のレストラン街へ。
      あんまり混んでない丼もの屋さんに入った。
      お店のお姉さんの制服はなぜかメイド服に統一されてる。
      日本食料理屋さんって、大抵和風の制服なんだけどなぁ。

      メニューはちゃんと日本の丼ものがメインで、天丼、豚丼、
      それから女丼・・・・ん?女丼?!よく見たら男丼もある。

      よくわからんけどこの色っぽい丼を注文。主人は天丼。
      女丼はたまごが乗っかった豚生姜焼き丼だった。味は薄め。
      天丼はもちろん天丼なんだけど、なんでかな、台湾の天丼ってイモ率がひじょーに高い
      今回の天丼はエビ天を中心に双翼のかぼちゃ天が大きく羽ばたいているスタイルだった。

      ちなみに私たちがよく行く近所の居酒屋の天丼の内訳は
      エビ、ピーマン、なす、かぼちゃ、台湾サツマイモ、里芋、タロイモ、タロイモその2。
      イモを最初に食べたら確実にお腹いっぱいになって最後まで食べきれない。


      話を戻して丼物屋さん。
      右ななめ前の席にはブラジャーすっけすけのおばさん。
      左の席ではひたすら写真を撮り続けて全く箸をつけないおばさん。
      台湾って、ほんとおもしろいなぁと思いながらふと右隣を見ると
      丼を完食して読書をたしなむおばさんが。
      こんな落ち着かない店でよく読書なんてできるな〜と思って目をそらしたら
      主人がこそっと、「ねぇ、あのおばさん・・・・
      おもむろに歯ブラシを取り出して歯を磨き始めたよ。」

      えっ!!!と思ったけど私は真横の席だから直視できず。
      主人は天丼を食べながらおばさんの様子を実況中継してくる。

      「歯ブラシどうするつもりなのかな?
      ・・・あ・・・・歯ブラシを・・・口から出して、まさか、まさか・・・
      あ!!コップに突っ込んだ!!!嘘だろ〜・・・・」


      ちらっと横を見たら、グラスにおっ立つ歯ブラシが目に入った。

      「ん?もう一個歯ブラシあるのかな?・・・いや、あれは・・・
      入れ歯だ。入れ歯を洗ってる。入れ歯、装備、完了!」


      食事の席で歯を磨いてそれをグラスで洗って、
      さらに入れ歯を洗う人なんて初めて見たよ。


      最後に旅の思い出をまるまる持って行かれた衝撃的な出来事でした。



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      三義情報サイト(日本語版) → http://tung.hakka.gov.tw/default.aspx?lang=3
      台湾鐡道時刻表 → http://twtraffic.tra.gov.tw/twrail/
      23:10 台湾滞在記 comments(0)
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