ふれっしゅらいふ、その後のハナシ。
「は」と「が」の使い分け
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    感覚で日本語を話している日本語ネイティブにとって、「は」と「が」の使い方を論理的に説明するのは難しい。「なんで?」と聞かれても、「その方が自然だから」「なんとなく変だから」としか答えようがない。

    どうやら日本語を言語として研究しているスペシャリスト達にとっても「は」と「が」の使い分けをコレダ!!と示すのは難しいらしく、素人(一般ぴーぽー)がこれをズバッと説明するのは至難の業だなぁ、と思った今日この頃。

    そもそも日本語を「日本語」(様々な言語の中のひとつ)として捉えるから、こういうオモシロイ発見があったんだろうなぁと思う。母語の理解は外国語ありき。出発点は他と比較すること、ウサギとアヒルのだまし絵のごとく。


    日本語を言語として考える時、やっぱりまずその構造を外国語と比較する。多分最初に研究した人もそうしたんじゃないだろうか。知らんけど。英語を習う時、SVO、SVC、主語動詞形容詞名詞うんぬんが登場する。それを日本語に照らし合わせてみる。

    一番基本的な文型、A is B は「AはBです」と訳される。それで生徒は is のことを「は」あるいは「は〜です」と勘違いする。そのせいで「私は犬が好きです」を I am like a dog(!)なんて書いちゃったりする。


    んで、二十数年日本で生きてきてようやく分かってきたことまとめ下
    注意:私は専門家じゃなくてただのシュフ(シェフじゃないわよ)だから、実際に研究されていることと違うことを言うかもしれませんぞ!

    (1)Aは=Aについて述べますよ(メインテーマ)
    >彼女クラスでいちばん可愛い。
    >あの女の人私の母です。
    >父いつも朝早く起きて犬の散歩に行く。
    >昨日の夕飯カレーだった。


    これらの文の「は」を「が」に変えると・・・

    >彼女クラスでいちばん可愛い。
    >あの女の人私の母です。
    >父いつも朝早く起きて犬の散歩に行く。
    >昨日の夕飯カレーだった。

    →いったい誰が/何がチョメチョメなのか、「が」の前にある存在にスポットライトがあてられる。つまりメインテーマ(何について話しているのか)は後半にお預けされる。

    これは元々後半にあった部分を前に持って来て強調している。
    >彼女クラスでいちばん可愛い=クラスで一番かわいいのは彼女だ
    >あの女の人私の母です。=私の母はあの女の人です。
    >父いつも朝早く起きて犬の散歩に行く。=いつも朝早く起きて犬の散歩に行くのは父だ。

    英語で言うとこんな感じ?
    She is the cutest girl in our class.
    --> It is her who is the cutest girl in our class.
    I ate curry and rice for supper.
    --> It was curry and rice that I ate for supper.



    (2)単純に発生した出来事を描写するのは「が」(ハプニング)
    >黒い犬目の前を走り抜けていった。
    →単純に起こった出来事について述べている,
    >黒い犬目の前を走り抜けていった。
    →この文章だと、元々その「黒い犬」を知っていて、その「黒い犬」について説明している感じ。英語の冠詞 THE はこのイメージ。どうだろう。

    >その時、先生机を叩いて生徒の注意を引いた。
    →単純にその時おこった出来事について述べている。
    >その時、先生机を叩いて生徒の注意を引いた。
    →話し手の意識の中には既に先生のイメージがある。その時先生がどういう行動を起こしたのか、について述べている。(1)の「は」の使い方と同じように、「先生について述べている」文章。

    動作の主体が「私」の時、大体はそれを省略する。もしあえて登場させるなら、「は」を使った方が自然で、「が」を使うと(1)のように誰がやったのかを強調する文章になる。

    >私電話をしている。
    >私電話をしている。
    =電話をしているのは私だ

    上の黒い犬の例のように、「が」を使うと客観的に出来事を述べているんだけど、「私」の場合どうしても主観的になるから不自然なのかもしれない。

    >あなた電話をしている。
    >あなた電話をしている。
    =電話をしているのはあなただ

    これは二人称の時にもあてはまる。話し手は聞き手について話しているわけだから、客観的な説明にはなりえない。と、いうことはルールその(2)はこうとも言える:単純に発生した出来事を客観的に描写するのは「が」(ハプニング)


    (3)特定のものについて述べるときは「が」(焦点)
    >これ良い!
    >これ良い!

    どっちも This is good なんだけど、日本語のニュアンスは全然違う。(1)のルールで説明すれば、「これ良い」は「良いのはこれだ」とも言える。別の言い方をすれば、「が」は特定の何かを指している。A、B、Cと他の選択肢があって、それと比べて「これ」こそがイイノダ、と言っている。

    >あなたのこと好きだ。
    「を」と同じように、「が」は特定の対象を指している。
    >あなたのこと好きだ。
    告白でフられるパターン。このあとに「でも・・・」が続く(笑)ここで「は」を使うとさしている範囲が広くなる。あなたのことを全体的に言えば好き。なんともアバウトな感じ。やっぱりフられるのだ。やんわりと。

    >Aさん結婚したって知ってた?
    >Aさん結婚したって知ってた?

    このふたつの例だと、「は」はなんとなーく不自然。特定の誰か(Aさん)の情報について言っているから「が」を使う。「知ってた?」の主語にあたる部分は省略されている。これは聞き手「あなた」。完全な文章にするなら、「あなたはAさん結婚したって知ってた?」もしかしたら、「は」が連続で登場することに違和感を感じるのかもしれない。

    それに、「は」を使うと解釈がややこしくなる。聞き手に、Aさんが結婚したことを知っているかどうか聞いている以外に、もうひとつ別のパターンも考えられる。話し手がAさんと、他の誰かについて話していて、その他の誰かが結婚したという情報を知っているかどうかを聞いているというパターン。
    >Aさん(他の誰々さんが)結婚したって知ってた?(Aさんに話しかけている)


    (4)主語が途中で変わるときは「が」
    こんな風に、主語をハッキリ言わないこともOKな日本語は、「は」と「が」を使い分けることで動作の主体が誰であるかを示すことが出来るようだ。
    >母朝ごはんを準備しているとき、目が覚めた。
    「目が覚めた」のは話し手本人、つまり「私」。
    >母朝ごはんを準備しているとき、目が覚めた。
    これは変。お母さんはたぶん夢遊病。(笑)

    「が」を使うことで、前半と後半が別の主語だと判断できる。
    (3)の最後に挙げた例「Aさん結婚したって知ってた?」もルール(4)で説明できる。「結婚した」のはAさんで、「知ってた?」のが聞き手なら、主語が変わっているから「が」を使わないといけない。主語が変わらないとき(Aさんが知ってたかどうか聞く)は「は」になる。


    とりあえず、こんな感じかな〜?ルールに沿って喋ってるつもりは全くないんだけど、こうして分類するとちゃんとルールになるんだなぁ、と感動。文法ってそういうことだよね。
    10:05 外国語としての日本語 comments(0)
    日本語は英語に比べて早口に聞こえる?!
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      英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、中国語、スペイン語・・・さてこの7言語のうち、いちばん早口なのはどれでしょう?私はネイティブジャパニーズだから日本語が早口だなんてちっとも思ったことないんだけども、外国人からしたらとっても早く聞こえるらしい。

      The Speed of Language
      http://langreviews.com/the-speed-of-language/

      ↑実験とその結果のInfographic

      それぞれの言語が1秒間にいくつの音節を含んでいるかを計ってみると、いちばん多い音節を含んでいる語、つまり早口!なのは日本語だった。そして割とゆっくり話しているように聞こえるのは中国語、だそうだ。

      ただし!!!

      それぞれの語の「情報の密度」(一語が持つ意味の割合)を見てみると、日本語は最も密度が薄く、中国語は最も情報密度が濃いことがわかった。

      確かに、中国語は一語(一音)に運ばせている意味が大きい。逆に日本語は「それだけだと意味がない音」が多い。意味の濃縮度合が違う。だから中国語や他の言語と比べて、一語一語をクッキリハッキリ発音しない(しなくてもいい)のかもしれない。



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      09:33 外国語としての日本語 comments(0)
      語順から見えてくること
      0
        ディズニープリンセスの顔、顔の中で
        目が占める割合がどんどん大きくなってきてない?
        日本のMANGAみたい!!



        Frozen見たい〜〜〜〜〜〜!!
        邦題は「アナと雪の女王」?
        子供向けの映画って、邦題全部そっくりじゃない?
        ○○と▽△の◇◇、みたいな。これはなに?
        ドラえもんとかジブリ映画のタイトルの雰囲気を
        汲もうとしてるのか??

        それにしても、多言語バージョン聞き比べ面白いね(^ェ^)


        言語で世界を定義づける我々人間は、
        言語を通して世界を見る。


        学生の時は「文法嫌い」だったけど、大人になってみると
        意外におもしろいじゃないか、と思えるようになった。

        赤ちゃんメソッド(赤ちゃんにならって聞くだけでペラペラ!)
        がまだ流行ってるけど、彼らも3年TRY&ERRORしてやっと
        単語並べて会話できるようになるわけで。

        耳だけじゃなくて理屈で覚えられるのも大人の特権。
        文法は効率よく言語を習得するツールだと思うんだよね。


        不思議なんだけど、日本の犬もブラジルの犬も
        同じようにわんわん吠えるのに
        なんで人間は場所が変われば言葉も変わるんだろう、と。
        猫も鳥も、鳴き声聞いて「あ、こいつ中南米出身だ」とか
        わかんないし。(わかるのかな?????)


        文法のいちばんのポイントは、
        「どういう順番で言葉を並べるか」だよね。語順。
        英語とか人気言語はだいたいSVO、日本語はSOV。

        例えば日本語は
        いつ/どこで/だれが/なにを/どうした
        昨日公園で父が寝ているのを見た。



        まず状況把握から始まって、最後に結論で〆る。
        風景を切り取って、そこに写っているものの関係性を
        確認していく。二次元的だな、と思う。

        話し手は一枚の風景画を見せるように伝える。
        私(主語)は聞き手と一緒に風景を見ている立場にすぎない。
        だから私(主語)はだいたい省略される。



        一方で英語その他もろもろのあの辺の言葉は
        まず結論からスタートする。日本語とは反対。

        こっちは三次元的だな、と思う。
        まず主役にスポットライトを当てて、
        その動きを追って話は進む。
        芝居小屋で劇を見ているみたいに。



        だから日本語を話す人は、場面、場面を捉えるように
        世界を認識しているのかもしれない。


        日本語は論理的じゃない、って言われてるけど
        「日本語には日本語の論理がある」って考え方が好きだな。

        論理的って、何度やっても誰がやってもたどることが出来る
        道筋を示す、ってことだよね??・・・つまり数学。
        数学・論理は英語側の文化からやってきたわけだし
        そりゃ本場の、そのために発達したツールに比べたら
        代用ツールで同じことしようとしても無理は出る。


        こういうのおもしろいな、って思ってくれるアナタには
        ぜひこちらも読んでくださいなひよこ

        右ことばと思考の切り離せない関係
        右人はことばで世界を見る
        右日本語を考える
        右国語教育について


        いやぁ、それにしてもFrozenの歌、Let it be。いい。
        歌詞も・・・グッとくるね!!!応援歌にしよう。


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        19:30 外国語としての日本語 comments(0)
        Skypeで無料英会話/日本語と英語の言語交換
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          言語交換(Language Exchange)日本語英語
          いかに効率的に、楽しく、長く続けられるか。


          スカイプ追加してね:)って言われて追加したものの
          ちょろっとテキストチャットを時々するだけ・・・
          だんだんチャットの回数も減ってきて、
          そのうちオンラインステータスをお互い見て見ぬふりの
          ただリスト上にあるだけ、の名前になる。
          ・・・このパターンは避けたい!!!


          やっぱり言語交換といってもモチベーションレベルが人それぞれ。
          「外国の友達欲しい〜☆ついでに言葉も教えて」って人もいれば
          「今学校で習ってるんだけどもっと練習したい」って人もいる。
          「興味を持ったから勉強を始めたい」って人もたくさんいる。

          私の条件は
          *出来るだけ長い期間(数回チャットして終わり、じゃなくて)
          *定期的に出来る(次は○日の○時からにしよう、って決めれる)
          だったから、相手は結構本気目に日本語を勉強したがってるビギナーが良い。

          ありがたいことに!!!
          連絡をくれた人のうち時間が合って話せた数人は皆「真面目に勉強したい!」
          って人たちだったので、これからは朝8時から毎日英会話の時間になります
          午後は中国語。ペルシア語は・・・あぁ、全然手を付けてない!!!



          昨日「こんな風に進めてみよう」って話し合って、今日はレッスン第一日。
          言語交換と言うより、ほんとに「英会話レッスン」みたいだった。
          一生懸命レッスンプランまで考えて来てくれたんだと思うと…
          ほろり(T_T)あんたエエやつやな。私も頑張るよー

          朝/オフィス/仕事帰り/週末/レストラン
          などなど場面想定をして生英語で話しかけてくる。
          私、2・3語しか返せず、気の利いたことが言えない。
          なんてツマラナイ人間ナンダ私はーーー!!

          自信をつけるために、同じ場面設定、同じ質問でまた練習しよう、と彼。
          今度はさらにつっこんで質問してくるらしい。ハラハラ


          で、彼の方は基本的な文法事項を最初からやりたいとのこと。
          事前に単語リストの中からトピックを決めて覚えて来てもらった。

          今回は「天気」を選択。
          発音に関しては「ひらがなの音を全部正確に覚えてるなら問題なし」
          ってことでマイクは使わずにテキストのみで。
          私が英語でタイプした単語を、ひらがなで答えるテスト。
          「普段日本人が使う漢字を覚えたい」というリクエストがあったから
          漢字と、その漢字の簡単な成り立ちについて説明。

          今日やったのが天気に関する6つの単語とその漢字。
          それといちばん最初の文法「AはBです」を使って
          「きょうのてんきは○○です」まで到達。
          ついでに疑問文「きょうのてんきはどうですか?」も導入してみたけど
          何となく、混乱しそうだったから深くはやらずにさらっと練習。
          明日、日本語でアメリカ天気を聞いてみよう。ちゃんと答えられるかな~
          たった6個の単語と一つの文法だけで、50分くらいかかった。

          あれもこれも教えてあげたい気持ちになったけど、焦りは禁物なのだ。
          とりあえずこのスタンスでレッスンを進めてみよう。



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          13:52 外国語としての日本語 comments(0)
          日本語を教える
          0
            アメリカ人、エルサルバドル人にそれぞれ日本語を教えることになった。
            二人とも「ひらがな」が書けるようになった、ってレベルからのスタート。

            何からどう教えればいいのかわからないから、まずググってみる。
            検索ワードは、「日本語 教え方」「言語交換 教え方」などなど。

            で、とっても役に立ちそうなサイトを発見。
            日本語教師の教案
            みんなの日本語というテキストを使った授業の進め方アドバイス。
            私はテキストを使わないけど、授業の流れや準備方法などが参考になった。
            各課の文法・教案をざっと見て、「こういうことから始めるのか」と。

            上の「日本語教師の教案」母サイトがこちら。
            U-biq
            U-biqのコンテンツのひとつに、独習用レッスンもある。

            ふむふむと眺めていてやっと気付いた。教え方サイトを探すより
            (というかほとんど見つからなかった)
            日本語を勉強したい人むけのコンテンツを見ればいいのか、って。

            そしたらあるわあるわ、Youtubeにもフリーレッスンがたくさん。
            あいさつフレーズや自己紹介だけじゃなくて、文法の基礎的なことを
            わかりやす〜く説明してる動画を探してみる。

            と、期待通り、というかそれ以上の完成度の動画を発見!!!



            外国人が習ういちばん最初の文法「AはBです」に登場する「です」を
            ちゃんと「am,is,areと“です”は別物!!」と言ってることに感動。

            日本人の日本語教師の動画でも「です=am」と言ってるものが多いのに
            こんなにしっかりと構造を理解して説明できるなんてスゴイ!!!

            いやぁ〜〜おもしろい。

            逆もまたしかり、英語の「am is are」を「です」と教えるから
            I am like a dog. なんて書く子が出てくるんだよー(T_T)


            それからひらがなのチャート、ワークシートから
            けっこう突っ込んだ文法の説明まで、体系だててまとめてあるのがこのサイト。
            learnjapanese
            パッと見説明ばっかりで詰まらなさそうだけど、動画もたくさんある。


            あと、宿題に出してあげられそうな単語リストで良いものも発見。
            AJALT Survival Japanese



            なんとなく、こうしていこうってプランが決まった。
            やってみて上手くいきそうだったらまた書きます。

            英語の言語交換、してる人たくさんいると思うんだけど
            体験談というか内容そのものを具体的に書いてるブログって
            意外とあんまりない、よね?

            みんなどうやってしてるのかな〜。


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            16:19 外国語としての日本語 comments(0)
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